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以前より手に入れたかった本連載版第1話「天使で悪魔」の没ネームを少し前に手に入れたのでちょっと書きますかね。存在自体はこーやこーやさんの【椎名高志】資料目録 『絶チル』購入特典編で知っていたので手に入れられて非常にラッキーでした。ということでとりあえず本連載までの扉を張りながら振り返って行くと
週刊少年サンデー超 増刊号 2003年7月25号読み切り版トビラ
零式(ゼロ)といっしょ。破壊僧ジョドーと読み切りを重ね、どれかで本紙連載を売り込むと読者の反応を掴むために行われたものでした。
お話的には単行本1巻に載っていますのでそちらを見ていただけるといいのですが、
皆本光一が「水元光」でレベル7のエスパー能力はアンチアンチエスパー、他の葵、紫穂、薫、桐壷、柏木は今と変わりません。
アンチエスパーの影響で、サザエさん風な普通の人々に捕まったチルドレン。それを助けに行く水元、能力を知らずに発揮してい障害を排除するのですが、薫の怒りは収まらず、犯人を殺してしまおうとする。その行動に対し大人として子供を叱る事により事態を収束させるというお話ですね。(言葉足らずで何も伝わらないと思いますが・・・)
解説曰く、「才能豊かで魅力的なんだけど、早熟でワガママなチルドレンとそれに振り回されるお人好しマネージャー」というイメージ。「欠点を含め自分や他人のパーソナリティを大事に愛おしく思って欲しい」というメッセージで描かれた作品です。
椎名先生の完成速報「絶対可憐チルドレン サンデー超増刊03/07月号 03/05/29」では
今月の読み切りは「椎名版パワー・パフ・ガールズ」。三人の性格悪いエスパー少女のお話です。最初に思いついたのは、才能豊かで魅力的なんだけど早熟でワガママなチャイドルと、それに振り回されるお人好しのマネージャーのイメージでした。ワタシのお気に入りのテーマ「才能とは何か」が顔を出して、バカバカしくも深みのあるイイ出来になったと思います。
抜きんでた何かを持っている人間には、それと引き替えにどこかしら欠陥があるものです。それは端から見てるとエキセントリックで魅力的な個性のようにも思えるのですが、「天才」とか「スター」とか呼ばれる人たちの多くが、離婚を繰り返したり薬物やアルコールに溺れたり自殺したりといった破滅志向の人生を送っているところを見ると、本人たちは他人が思うほどには自分の魅力を楽しんでいないようです。大きな才能ってのは必ずしも人を幸せにはしないってことですね。つーわけでウチの三人娘、優れた超能力を持ってる分、人間としてかなり壊れててしかも不幸です(笑)。
今回は43pですが、彼女たちについてはまだまだ描きたいことがたくさんあります。ぜひどこかで続きをやりたいですね。
と書かれており、これが3つのうちで最初の作品であったのにもかかわらず「どこかで続きをやりたいですね。」と書かれていたのは絶チルだけですからね。零式はポケットナイトの派生、破壊僧ジョドーは美神とミスジパを複合したものとしてテストされたのかな?
左:絶対可憐チルドレン《解禁》ガイドブックより、
絶対可憐チルドレン短期連載売り込み用バージョン「幻のチルドレン」
右:単行本1巻収録短期集通連載、週刊少年サンデー2004年39号トビラ「あたしたちは天使じゃない」
売り込み用バージョンでは皆本の名前はまだ水元ですが読む限りは能力無くノーマルに見えます。
学校は私立六條学院・初等部ということで本誌では中等部・高等部の一貫校になっていますがバベル設立の小中高一貫が最初の設定だったようです。(本誌では小学校は区立六條院小学校)
物語は前半が本誌連載2話の「姿なき保護者」と後半が短期集中連載2話の「あしたのチルドレン」を合わせたような話となっております。水元はチルドレンの担当であり担任もこなす設定ですがこれは本誌で科学とチルドレン担当に、まぁ家での主夫も合わせると設定は変わってないも一緒ですね。
その後、2004年39-42号の短期集中連載になるわけですが完成速報 絶対可憐チルドレン 第一話 週刊少年サンデー04/39号 04/07/26にも書かれていますように
ようやく第一話が完成。まずは49ページです。
長くネームをいじってた割には、最初の読み切りからほとんど設定等の大きな変更はありません。もちろんそこへ至るまでは長い試行錯誤があったわけですが…まーいろいろあってこういうことに。ただ、それでも若干パラレルワールドにはなってまして、一応あの読み切り版はなかったものとしての再スタートです。
で、それを示すためもあって「水元 光」の名前が「皆本光一」に変更されてます。本当言うとネームを大勢の人に見てもらったら、「みずもと」と誤読されることが多かったので…っつーのが一番大きな理由ですが。「光一」は某有名エスパー漫画の主人公「浩一」からの引用でして、つまりチルドレンの三人は、まったく言うことをきかない「みっつのしもべ」であるという…ま、どーでもいいか(笑)。
さて、この作品、かつてないほど入れ込んで描いてます。しかしそれがウケるかどうかというと、実は全然自信がありません。もともと「チルドレン」には週刊少年誌作品としてはいくつか文法違反があり、そこんところでこの数ヶ月すったもんだしてたんですが、結局その問題はほとんど改善されてないままなんですね。要するにもう、企画が最初に持ってたものを徹底的にブラッシュアップしたというだけで、文法に歩み寄るのは放棄。強気なわけでも投げやりなわけでもなく、今回は本当にそれしかないという結論なのです。まーこの時期にこの企画と出会ってしまったというのがなんかの運命なんでしょう。少なくともワタシと担当はいい作品だと思ってますので、一人でも多くの読者に同じように思ってもらえたらいいなあ。
ところで、上図はチルドレンの変身グッズ(笑)。こういうものがあると出動するときに演出上のテンションが上がるという、ただそれだけの理由で採用しました。けしていつか商品化してもらえたりなんかしたら莫大な金が手にはいるかもしれないとか、そういうよこしまな気持ちで描いたものではありません。…ウソです、ほんの少しは思いました(笑)。でもこれ、「ESPリミッター」といって彼らの超能力を抑える装置なんですが、抑えてもそこそこの力は出る上に自分ではずせるのであんまり意味がありません。才能というのは抑えきれないなにかであって、一歩間違えると社会不適応の烙印でもあります。そう簡単にコントロールできたら自己実現の苦労も喜びもないのです。ま、そういうテーマを表すシンボルってことで。
皆本の名前の変更、バビル2世について触れられています。ここは後で書くとして、この短期集中連載の反応をみて変化を与えるかそのまま行くかの判断をするという週刊誌のアンケートによりテコ入れするかどうするかを決めるようなことをされています。ちびっこは美少女育成にあまり興味がないと思われますので少年サンデーでやれるかどうかは微妙ですが(笑)、どっちに転んでもこの続きは描けることになってますんで、気に入ってくださった方は安心して五話目以降をお待ち下さい。とGXで連載するか週刊かは反応待ち状態になります。ここから椎名先生はてれびくんでウルトラマンネクサスの連載をはさみ、予定より遅れたと書かれていますが、一年後、週刊連載がスタートします。
左:本誌連載「天使で悪魔」の没ネーム 右:2005年33号連載「天使で悪魔」
本連載までの1年の間で表に出ている絶チルのまとまったものはこのゲーマーズにて絶チル6冊購入得点の小冊子だけですかね。お話としては本誌2話の「姿なき保護者」の別バージョンのようになっています。はじめは石油タンクの消火作業からスタート。任務終了後小学校初高校ですがコチラではチルドレンは5年3組み(椎名先生もちょくちょく学年など間違えていた理由がここにあるのかも?)幻のチルドレン同様、皆本はチルドレンの担任であり、学校の途中で出動、副担任の柏木さんにバトンタッチと同じくだりで物語は進んでいきます。本誌では皆本が持つのは桐壺を撃つ麻酔銃ですが、ボツネームでは不二子ちゃんに渡されるブラスターを携帯しています。さすがに最初からこれは無くなったのですね。普通の子との違いに戸惑うチルドレン(棒読みシーンではない)それでもクラスメート(ノーマル)から遊ぼう約束してもらえたのに任務でいじけるチルドレンたち、そこに皆本が能力の必要性を説明し、約束までに任務(石油タンクの消化)を終えようと奮闘。任務追え戻ってくるも皆は帰るまぎわ、約束を破ってしまったことでなかなか話しかけられない薫に対し、クラスメイト側からもまた遊ぼうと行ってもらえ喜ぶチルドレン(単行本2巻で言ううとP100)、その様子を見ながら未来の回想(大人版チルドレンを後ろから見守りながら歩く皆本)をはさみながら局長と電話する皆本という、これはこれで良かったのではないかと思える没ネームでありまして、手に入れられて本当に良かったと思います。こうみると絶チルに対する椎名先生の思い入れの強さが伝わってきますね。
この当時の椎名先生の完成速報(絶対可憐チルドレン 週刊少年サンデー 05/33号 05/06/21)では
基本コンセプトは「ソリッドな秋葉系でない、背骨の通った美少女SFコメディー」。今の少年誌にはビミョーな路線なんですが、それに懸けたこの執念、同世代の大きいお友達にはわかってもらえるよね(笑)? 勝ち目があろーとなかろーと、俺はこーゆーの好きだし簡単には捨てられない。俺が打ち切られたら、誰かがあとをついでくれ。光は絆だ。 ま、今はとにかくそうならないようにがんばります。
と締めくくられています。実際最初は特典などいろいろ施策してもらえましたが、週刊少年サンデーの読者低年齢化路線と合わず、掲載順は後ろから数えたほうが早く、いつ打ち切られるかかという不安がファンによぎるぐらいの状態でしたが、アニメ化で人気でて、今は安定期と打ち切りの心配はなくなりましたが、新規層開拓に次の31巻以降で行われる本紙連載7周年記念施策が気になりますね。うまく盛り上がるといいな。
姿なき保護者のカラーですが、当初大人葵にはメガネが無いはずだったのに萌えないからという理由で眼鏡が追加されたというエピソードがありましたが単行本1巻の最初の大人葵同様、ネーム時点では眼鏡有りませんね。
あと5巻のオマケにもある「皆本、高校生、子供の頃エスパーだったけど今はフツーの人」Verに書かれていないこともこのおまけにはあります。皆本の候補「皆許」「皆素」「皆元」「源」、バビル2世のイメージ、チルドレンは3つのしもべ(右の画像からそれぞれのどのしもべかわかる)、かつてのコードネームは「ザ・チルドレン」、元子役タレントが子役のマネージャーに、水元とほぼ同じ性格、来年受験生と書かれていますが後は単行本5巻を合わせればいい感じですかね。
ボツ設定からしても
皆本=兵部=バビル2世、紫穂=真木=ロデム、薫=葉=ロプロス、葵=紅葉=ポセイドン
皆本と兵部の喧嘩は同族嫌悪、同族といううか同じ人物からの派生か
2009/02/10 好きとか嫌いとか最初に言い出したのは誰?:週刊少年サンデー09/12号
まぁ、るかるかさんの【椎名高志】資料目録 『絶チル』・リフトオフ!編 見ていただければもっとくわしく知ることができますし、椎名高志ファンホームページ C-WWWさん、サスケ部屋さんの「絶チル備忘録」「椎名高志クロニクル」や、最近だと勝手に絶チル!さんやWikipediaなどが情報源ですかね。本家椎名先生のHP、ブログも情報源なのですが絶チル以降しかありませんしツイッターはOVA頃からなのですが過去が遡れなくなるのが痛いですね。イベント版のほうがまだ辿れるかな。
ということで絶チル休載で書くことなかったのでこんなかんじです。
アニメブログ、絶対可憐チルドレン31巻AA、BLOGPEOPLEよろしくお願いいたします。
週刊少年サンデー超 増刊号 2003年7月25号読み切り版トビラ
零式(ゼロ)といっしょ。破壊僧ジョドーと読み切りを重ね、どれかで本紙連載を売り込むと読者の反応を掴むために行われたものでした。
お話的には単行本1巻に載っていますのでそちらを見ていただけるといいのですが、
皆本光一が「水元光」でレベル7のエスパー能力はアンチアンチエスパー、他の葵、紫穂、薫、桐壷、柏木は今と変わりません。
アンチエスパーの影響で、サザエさん風な普通の人々に捕まったチルドレン。それを助けに行く水元、能力を知らずに発揮してい障害を排除するのですが、薫の怒りは収まらず、犯人を殺してしまおうとする。その行動に対し大人として子供を叱る事により事態を収束させるというお話ですね。(言葉足らずで何も伝わらないと思いますが・・・)
解説曰く、「才能豊かで魅力的なんだけど、早熟でワガママなチルドレンとそれに振り回されるお人好しマネージャー」というイメージ。「欠点を含め自分や他人のパーソナリティを大事に愛おしく思って欲しい」というメッセージで描かれた作品です。
椎名先生の完成速報「絶対可憐チルドレン サンデー超増刊03/07月号 03/05/29」では
今月の読み切りは「椎名版パワー・パフ・ガールズ」。三人の性格悪いエスパー少女のお話です。最初に思いついたのは、才能豊かで魅力的なんだけど早熟でワガママなチャイドルと、それに振り回されるお人好しのマネージャーのイメージでした。ワタシのお気に入りのテーマ「才能とは何か」が顔を出して、バカバカしくも深みのあるイイ出来になったと思います。
抜きんでた何かを持っている人間には、それと引き替えにどこかしら欠陥があるものです。それは端から見てるとエキセントリックで魅力的な個性のようにも思えるのですが、「天才」とか「スター」とか呼ばれる人たちの多くが、離婚を繰り返したり薬物やアルコールに溺れたり自殺したりといった破滅志向の人生を送っているところを見ると、本人たちは他人が思うほどには自分の魅力を楽しんでいないようです。大きな才能ってのは必ずしも人を幸せにはしないってことですね。つーわけでウチの三人娘、優れた超能力を持ってる分、人間としてかなり壊れててしかも不幸です(笑)。
今回は43pですが、彼女たちについてはまだまだ描きたいことがたくさんあります。ぜひどこかで続きをやりたいですね。
と書かれており、これが3つのうちで最初の作品であったのにもかかわらず「どこかで続きをやりたいですね。」と書かれていたのは絶チルだけですからね。零式はポケットナイトの派生、破壊僧ジョドーは美神とミスジパを複合したものとしてテストされたのかな?
左:絶対可憐チルドレン《解禁》ガイドブックより、
絶対可憐チルドレン短期連載売り込み用バージョン「幻のチルドレン」
右:単行本1巻収録短期集通連載、週刊少年サンデー2004年39号トビラ「あたしたちは天使じゃない」
売り込み用バージョンでは皆本の名前はまだ水元ですが読む限りは能力無くノーマルに見えます。
学校は私立六條学院・初等部ということで本誌では中等部・高等部の一貫校になっていますがバベル設立の小中高一貫が最初の設定だったようです。(本誌では小学校は区立六條院小学校)
物語は前半が本誌連載2話の「姿なき保護者」と後半が短期集中連載2話の「あしたのチルドレン」を合わせたような話となっております。水元はチルドレンの担当であり担任もこなす設定ですがこれは本誌で科学とチルドレン担当に、まぁ家での主夫も合わせると設定は変わってないも一緒ですね。
その後、2004年39-42号の短期集中連載になるわけですが完成速報 絶対可憐チルドレン 第一話 週刊少年サンデー04/39号 04/07/26にも書かれていますように
ようやく第一話が完成。まずは49ページです。
長くネームをいじってた割には、最初の読み切りからほとんど設定等の大きな変更はありません。もちろんそこへ至るまでは長い試行錯誤があったわけですが…まーいろいろあってこういうことに。ただ、それでも若干パラレルワールドにはなってまして、一応あの読み切り版はなかったものとしての再スタートです。
で、それを示すためもあって「水元 光」の名前が「皆本光一」に変更されてます。本当言うとネームを大勢の人に見てもらったら、「みずもと」と誤読されることが多かったので…っつーのが一番大きな理由ですが。「光一」は某有名エスパー漫画の主人公「浩一」からの引用でして、つまりチルドレンの三人は、まったく言うことをきかない「みっつのしもべ」であるという…ま、どーでもいいか(笑)。
さて、この作品、かつてないほど入れ込んで描いてます。しかしそれがウケるかどうかというと、実は全然自信がありません。もともと「チルドレン」には週刊少年誌作品としてはいくつか文法違反があり、そこんところでこの数ヶ月すったもんだしてたんですが、結局その問題はほとんど改善されてないままなんですね。要するにもう、企画が最初に持ってたものを徹底的にブラッシュアップしたというだけで、文法に歩み寄るのは放棄。強気なわけでも投げやりなわけでもなく、今回は本当にそれしかないという結論なのです。まーこの時期にこの企画と出会ってしまったというのがなんかの運命なんでしょう。少なくともワタシと担当はいい作品だと思ってますので、一人でも多くの読者に同じように思ってもらえたらいいなあ。
ところで、上図はチルドレンの変身グッズ(笑)。こういうものがあると出動するときに演出上のテンションが上がるという、ただそれだけの理由で採用しました。けしていつか商品化してもらえたりなんかしたら莫大な金が手にはいるかもしれないとか、そういうよこしまな気持ちで描いたものではありません。…ウソです、ほんの少しは思いました(笑)。でもこれ、「ESPリミッター」といって彼らの超能力を抑える装置なんですが、抑えてもそこそこの力は出る上に自分ではずせるのであんまり意味がありません。才能というのは抑えきれないなにかであって、一歩間違えると社会不適応の烙印でもあります。そう簡単にコントロールできたら自己実現の苦労も喜びもないのです。ま、そういうテーマを表すシンボルってことで。
皆本の名前の変更、バビル2世について触れられています。ここは後で書くとして、この短期集中連載の反応をみて変化を与えるかそのまま行くかの判断をするという週刊誌のアンケートによりテコ入れするかどうするかを決めるようなことをされています。ちびっこは美少女育成にあまり興味がないと思われますので少年サンデーでやれるかどうかは微妙ですが(笑)、どっちに転んでもこの続きは描けることになってますんで、気に入ってくださった方は安心して五話目以降をお待ち下さい。とGXで連載するか週刊かは反応待ち状態になります。ここから椎名先生はてれびくんでウルトラマンネクサスの連載をはさみ、予定より遅れたと書かれていますが、一年後、週刊連載がスタートします。
左:本誌連載「天使で悪魔」の没ネーム 右:2005年33号連載「天使で悪魔」
本連載までの1年の間で表に出ている絶チルのまとまったものはこのゲーマーズにて絶チル6冊購入得点の小冊子だけですかね。お話としては本誌2話の「姿なき保護者」の別バージョンのようになっています。はじめは石油タンクの消火作業からスタート。任務終了後小学校初高校ですがコチラではチルドレンは5年3組み(椎名先生もちょくちょく学年など間違えていた理由がここにあるのかも?)幻のチルドレン同様、皆本はチルドレンの担任であり、学校の途中で出動、副担任の柏木さんにバトンタッチと同じくだりで物語は進んでいきます。本誌では皆本が持つのは桐壺を撃つ麻酔銃ですが、ボツネームでは不二子ちゃんに渡されるブラスターを携帯しています。さすがに最初からこれは無くなったのですね。普通の子との違いに戸惑うチルドレン(棒読みシーンではない)それでもクラスメート(ノーマル)から遊ぼう約束してもらえたのに任務でいじけるチルドレンたち、そこに皆本が能力の必要性を説明し、約束までに任務(石油タンクの消化)を終えようと奮闘。任務追え戻ってくるも皆は帰るまぎわ、約束を破ってしまったことでなかなか話しかけられない薫に対し、クラスメイト側からもまた遊ぼうと行ってもらえ喜ぶチルドレン(単行本2巻で言ううとP100)、その様子を見ながら未来の回想(大人版チルドレンを後ろから見守りながら歩く皆本)をはさみながら局長と電話する皆本という、これはこれで良かったのではないかと思える没ネームでありまして、手に入れられて本当に良かったと思います。こうみると絶チルに対する椎名先生の思い入れの強さが伝わってきますね。
この当時の椎名先生の完成速報(絶対可憐チルドレン 週刊少年サンデー 05/33号 05/06/21)では
基本コンセプトは「ソリッドな秋葉系でない、背骨の通った美少女SFコメディー」。今の少年誌にはビミョーな路線なんですが、それに懸けたこの執念、同世代の大きいお友達にはわかってもらえるよね(笑)? 勝ち目があろーとなかろーと、俺はこーゆーの好きだし簡単には捨てられない。俺が打ち切られたら、誰かがあとをついでくれ。光は絆だ。 ま、今はとにかくそうならないようにがんばります。
と締めくくられています。実際最初は特典などいろいろ施策してもらえましたが、週刊少年サンデーの読者低年齢化路線と合わず、掲載順は後ろから数えたほうが早く、いつ打ち切られるかかという不安がファンによぎるぐらいの状態でしたが、アニメ化で人気でて、今は安定期と打ち切りの心配はなくなりましたが、新規層開拓に次の31巻以降で行われる本紙連載7周年記念施策が気になりますね。うまく盛り上がるといいな。
姿なき保護者のカラーですが、当初大人葵にはメガネが無いはずだったのに萌えないからという理由で眼鏡が追加されたというエピソードがありましたが単行本1巻の最初の大人葵同様、ネーム時点では眼鏡有りませんね。
あと5巻のオマケにもある「皆本、高校生、子供の頃エスパーだったけど今はフツーの人」Verに書かれていないこともこのおまけにはあります。皆本の候補「皆許」「皆素」「皆元」「源」、バビル2世のイメージ、チルドレンは3つのしもべ(右の画像からそれぞれのどのしもべかわかる)、かつてのコードネームは「ザ・チルドレン」、元子役タレントが子役のマネージャーに、水元とほぼ同じ性格、来年受験生と書かれていますが後は単行本5巻を合わせればいい感じですかね。
ボツ設定からしても
皆本=兵部=バビル2世、紫穂=真木=ロデム、薫=葉=ロプロス、葵=紅葉=ポセイドン
皆本と兵部の喧嘩は同族嫌悪、同族といううか同じ人物からの派生か
2009/02/10 好きとか嫌いとか最初に言い出したのは誰?:週刊少年サンデー09/12号
まぁ、るかるかさんの【椎名高志】資料目録 『絶チル』・リフトオフ!編 見ていただければもっとくわしく知ることができますし、椎名高志ファンホームページ C-WWWさん、サスケ部屋さんの「絶チル備忘録」「椎名高志クロニクル」や、最近だと勝手に絶チル!さんやWikipediaなどが情報源ですかね。本家椎名先生のHP、ブログも情報源なのですが絶チル以降しかありませんしツイッターはOVA頃からなのですが過去が遡れなくなるのが痛いですね。イベント版のほうがまだ辿れるかな。
ということで絶チル休載で書くことなかったのでこんなかんじです。
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